世にこびず 

   人におもねらず 

        我はわが 

          正しと思ふ 

              道を進まん

水野廣徳先生は一八七五年三津浜に生まれ、少壮海軍に志し日露戦争には水雷艇長として殊功あり。戦後「此一戦」等を著して名声一世に鳴る。
 
第一次世界大戦後欧州の戦跡を訪ねて戦争の惨禍を痛感し剣を投じて敢然平和主義者に轉ず。


日米未戦論起るに及び之を反撃してやまず、然れどもその高論も世と相容れず遂に太平洋戦争起る。


悶々悲憤の情は僅に詩歌によりて慰むるの他なかりき。


終戦直後の一九四五年十月十八日大島の疎開地にて病没す。
 
一九五七年十一月  後学松下芳男建之
 
賛助 野村吉三郎 安倍能成 小林躋造 二荒芳徳 片山哲 高橋龍太郎
(碑文より)

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