道富丈吉は、寛政 12年 ( 1800 ) から 17年間に渡り、出島オランダ商館長を勤めたヘンドリック・ドーフと、丸山遊女・瓜生野 ( うりうの ) との間に生まれた人物。

ドーフは丈吉を溺愛したが、任期を終え帰国。

ドーフは、長崎奉行・遠山景晋に願い出て白砂糖 300籠を長崎会所に寄託することによって、その利子を生活費として瓜生野親子に毎年渡してもらうようにとり計らった。

長崎の人々もドーフの願いに応え、丈吉を奉行所の役人 ( 唐物目利 ) に育て上げたが、丈吉は 17歳の若さでこの世を去り、長崎の人々はその短い人生を惜しんだという。

墓石前に 2つの花立石がある。右の花立石には、母の紋である揚げ羽蝶、そして左の花立石には、父であるヘンドリック・ドーフの頭文字、HとDを組み合せた花文字の紋は刻まれている。

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