この石碑は、右手に剣を待ち、左手で小鬼をつかむ立像を浮き彫りにしたものです。

像の光背 ( こうはい ) の左右には「奉造立鍾馗為悪魔降伏 金町村施主敬白 念仏講結同行四十一人元禄八乙亥七月十七日」の銘があります。
 
銘文から元禄 8年 ( 1695 ) 金町村の念仏講の人々が悪魔降伏を祈って建てたことがわかります。


念仏講は宗派を越えて結成され、来世での極楽往生を願い、庶民の間に広がりました。
念仏を勤め会食をしたり、葬儀の際には助け合うなど、念仏による相互扶助的な信仰共同体として各地に普及しました。

 
鍾馗は疫鬼 ( やくき ) を退け、魔を除く神として信仰されたものです。


画像は、室町時代にきかのぼって見られますが、石像は他にほとんど例がなく、この鍾馗石像は大変貴重なものです。
    
〇 材質 石材 〇 大きき 地上高 111cm 〇 像高 72cm
(案内板より)

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