大観音寺には、本尊である鋳鉄製の菩薩頭 ( 総高 170センチメートル、面高 54センチメートル ) が安置されています。
菩薩頭の頭上には高さ 53センチメートルの高髻 ( こうけい ) があり、後補である鋳銅製蓮華座の台座上に祀られています。
この菩薩頭の由来については、かつて鎌倉の新清水寺に祀られていた鋳鉄製の観世音菩薩像でしたが、廃寺となった後、江戸時代に頭部のみが鶴岡八幡宮前の鉄井 ( くろがねのい ) から掘り出されたと伝わっています。
その後、明治初年の神仏分離の令に際して鎌倉から移され、大観音寺に安置されました。
以後、本尊として今日に至っています。
本尊は、毎月十一日・十七日のみ開帳され、人々の信仰を集めています。
この菩薩頭は、中世造立になる関東特有の鉄仏のうちでも、鎌倉時代制作の優秀な作品であることから、昭和四十七年四月、東京都指定有形文化財に指定されています。
(案内板より)


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