〇 頭島教会沿革

安政六年 ( 1859年 ) 十月無人島であった頭島に鯛之浦のキリシタンがあいついで移住してきた

クーザン宣教師は後の第三代長崎司教慶応三年 ( 1867年 ) 二月と四月の二回にわたって此の島に渡来し伝導を試みている

明治四十一年頃主任司祭ヨセフ大崎師は新聖堂建設に着工大正八年四月十四日 ( 1919年 ) 第四代長崎司教コンパス閣下司式により献堂式が挙行されるに至った。

此の聖堂は日本唯一の石造りで、党内の石を刻み、信徒達は額に汗してその石を運び十数年の歳月を費やして完成したものである。

爾来約六十年の風雨に絶えたとは云え信徒の滅少に伴い老朽化先祖の残した血と汗の結晶である

貴重な遺産を無くすまいと、一九七七年九月主任司祭ミカエル道向師の指導のもとに信徒一戸に付三十萬圓の據金と内外の奇特者の御協力によって修復完成したものである。

一九七七年十月建之

〇 頭ヶ島教会
所在地長崎県南松浦郡新上五島町友住郷頭ヶ島638
日本の旗 日本
教派カトリック教会
歴史
守護聖人ヨセフ
管轄
教区カトリック長崎大司教区
教会管区カトリック長崎教会管区
聖職者
主教
(司教)
ペトロ中村倫明
主任司祭ペトロ中濱敬司

頭ヶ島天主堂(かしらがしまてんしゅどう)は、長崎県南松浦郡新上五島町頭ヶ島にあるキリスト教カトリック教会)の聖堂である。2001年平成13年)に国の重要文化財に指定されており[1][2]ユネスコ世界遺産文化遺産)候補で2018年に登録審査が決まり、同年6月30日に登録が決まった[3][4]長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する「頭ヶ島の集落」に包括される教会である[5]

教会の保護者
聖ヨゼフ

沿革
1869年(明治2年)頃 - キリシタン迫害を逃れ、中通島の鯛ノ浦の潜伏キリシタン無人島だった頭ヶ島に移住
1887年(明治20年) - カトリックに復帰した信徒たちにより初代の聖堂建設
1919年(大正8年) - 1910年(明治43年)の着工から10年を費やし、現聖堂が完成[6]
2001年(平成13年)11月14日 - 国の重要文化財に指定[1][2]
2003年(平成15年)12月25日 - 境内地が重要文化財に追加指定される
2016年(平成26年) - 世界遺産としては「禁教期に焦点を絞るべき」との指摘をうけ推薦が一旦取り下げられ、対応が進められた結果再推薦は決まったが禁教期を象徴する「頭ヶ島の集落」に包括する扱いとなった
2018年(平成30年) - 世界遺産登録が決定[3][4]      

建物の概要
・構造:石造平屋
・様式・意匠:ロマネスク調の教会堂で、平面は単廊式、天井はアーチヴォールトを用いず、二重持送りのハンマー・ビーム架構で折り上げられている
設計・施工鉄川与助      

頭ヶ島教会は五島列島最東端で幕末までは無人島であった頭ヶ島に建てられた小規模な教会ではあるが、西日本唯一の、また日本全国でも珍しい石造の教会堂であり、その意匠も優れている。鉄川与助の設計・施工、大崎八重神父の指導により、島内の石を切り出し、積み上げて建設された。内観の造形は、船底天井と五島列島の椿を模した花装飾と、青を基調とした華やかな雰囲気が美しい。教会堂のほかに司祭館と門柱が重要文化財の附(つけたり)指定となっており、土地(境内地)も2003年に重要文化財に追加指定されている。教会堂本体とともに付属建物・石垣・石段などが周囲の環境とともに良好に保存されている点が、文化財として高く評価されたものである。

主任司祭は常駐しておらず、カトリック鯛ノ浦教会の巡回教会となっている。

所在地
〒 857-4102 長崎県南松浦郡新上五島町友住郷638

アクセス
・有川港(中通島)から車で約20分
西肥バス有川港ターミナルから頭ヶ島天主堂行き終点下車(1日3本のみ運行)
・2018年4月1日以降、路線バス以外の手段で天主堂を見学する場合は一旦上五島空港でシャトルバスに乗り換えなければならない。[7]      

脚注
1. a b 頭ヶ島天主堂 文化遺産データベース 文化庁
2. 
a b 頭ヶ島天主堂 長崎県の文化財 長崎県学芸文化課
3. 
a b “長崎、天草の「潜伏キリシタン」が世界文化遺産に決定 22件目”産経新聞. (2018年6月30日) 2018年6月30日閲覧。
4. 
a b “長崎と天草地方の「潜伏キリシタン」世界遺産に”読売新聞. (2018年6月30日) 2018年6月30日閲覧。
5. 
頭ヶ島天主堂 長崎の教会群とキリスト教関連遺産 長崎県世界遺産登録推進室
6. 
Comprehensive Preservation and Management Plan - Hidden Christian Sites in the Nagasaki Region” (pdf). Unesco World Heritage Centre. p. 78. 2021年11月20日閲覧。
7. 
“「頭ヶ島パーク&ライドについて」 - 長崎県五島列島新上五島町公式サイト より” (日本語). 長崎県 五島列島 新上五島町公式サイト 2018年10月15日閲覧。

参考文献
・「新指定の文化財」『月刊文化財』460号、第一法規、2002
・「新指定の文化財」『月刊文化財』483号、第一法規、2003
・『長崎遊学2 長崎・天草の教会と巡礼地完全ガイド』(長崎文献社、2005年) ISBN 9784888510912

関連項目
カトリック長崎大司教区       
島の宝100景

外部リンク 
長崎の教会群とキリスト教関連遺産    
頭ヶ島天主堂 長崎旅ネット 長崎県観光連盟
(wikiより)

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⇧ 本当は窓になるはずなのですが、外装から作ってしまった為に内装とズレてしまい窓にならなかった窓です。

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⇧ 森 松次郎翁の居館跡。

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